就労移行支援の選び方に困っている人
検索しても、どこも同じようなことをいってる…
自分に合った就労移行支援の探し方を知りたい。
この記事では、こうした悩みにこたえます。
自分の大事な就職先や人生にもかかわる就労移行支援。
どこがいいのかなって悩みますよね。
私は、過去に就労移行支援で3年間、支援員をやっていました。
現役の支援員だといいづらいぶっちゃけ話も、元支援員の立場からしていきます。
この記事でわかること
- 就労移行支援の選び方がわかる
- 就職するために大事なポイントがわかる
- 自分に合った就労移行支援を見つけるためにやるべきことがわかる
あなたが就労移行支援を探す時に、参考にしてもらえたら嬉しいです。
訓練や就職がうまく行く人の共通点なんかも書いているので、ぜひ最後まで読んでくださいね。
そもそも就労移行支援って何?という人はこちらの記事からどうぞ。
おすすめの就労移行支援を知りたい人はこちらの記事をどうぞ!
もくじ
就労移行支援の探し方の重要ポイント
就労移行支援を探す時の重要なポイントは、「ここに通いたい」と思う気持ちがあるかどうかです。
「ここに通いたい」と思う気持ちが、一番強いところに行きましょう。
なぜかというと、こういう積極的な気持ちがあるかが就職に一番重要だからです。
口コミとか、公式HPや資料をどんなに見ても、「それが本当か?」「自分に合うか?」は実際に施設を見てみないとわかりません。
「ここに通いたい」と思う気持ちがあるか確かめる方法
見学や体験に行けば、わかります。
- 見学の説明をしてくれた支援員さんが、疑問に丁寧に答えてくれた
- ここの支援員さんはみんな自分が見学終わって帰る時にあいさつしてくれて、感じがよかった
- 通ってる人たちがみんな、静かそうでここなら自分もやっていけそう
理由はなんでもOK。
行ける範囲に複数の就労移行支援があるなら、ラッキー。
複数見学や体験すると、比較できるから、自分に合った場所を見つけやすいです。
口コミは気にしすぎない
就労移行支援の選び方に困っている人
大体そういうの、どこでもありますw
気にしすぎなくてOK。
飲食店とかの口コミ見ても、大体いい口コミもあれば悪い口コミもあります。
悪い口コミを書いた人にとっては、その就労移行支援は合ってなかったということは確かです。
ただ、あなたも同じように思うかはわかりません。
だから、実際に見学や体験に行って確認すればいいんです。
ネットの情報もあまりアテにならない
これは元支援員だからぶっちゃけるんですけど、公式HPとかのネットの情報もあまりアテにならないんですよ。
たとえば、就職率。
同じ会社が、秋葉原にも新橋にもいろんなところに事業所出してるところあるじゃないですか。
会社としては就職率90%とかでも、事業所によって全然就職率違ったりするんですよw
とある優秀な事業所は就職率98%だけど、別のところは70%切ってるし早期離職者が多いとか普通にあるw
就職率高いところは、
- 本当に支援員が全員優秀
- 入所の段階で就職が厳しそうな人を断っている
- 地域に障害者雇用を積極的に行っている会社がある
とかいろんな理由があります。
ネットにのってる情報って、あなたが行こうと思ってる事業所の特徴を正確には表していない可能性があります。
あと、当然ですけど、会社の公式ページの情報って、よく見えるような書き方されてますからw
なので、ネットの情報を信じるのではなく、自分の目で確かめることが大切です。
というわけで、自分の目で確かめる方法を詳しく解説していきます。
就労移行支援の探し方
流れ的には、
- 情報収集をして通う候補の就労移行支援を探す
- 見学・体験に行く
- 通うところを決める
という感じ。
通う候補の就労移行支援の探し方は以下の4つ。
- ネット検索して見つける
- 市区町村役場に相談
- 専門機関に相談
- ツイッター
探し方①ネット検索して見つける
- Googleで、「住んでるところの地名 就労移行支援」とかで検索する
- 障害福祉サービス等情報検索とかの検索サイトを使う
- 気になる会社のHPから最寄りのセンターを探す
とかですね。
障害福祉サービス等情報検索は、独立行政法人が運営する検索サービスです。
ただ、たまにここにのってない就労移行支援もありますw
あと、例えば【LITALICOワークス】が気になってるなら、HPにアクセスして、通える範囲にセンターがあるか調べてみるのもアリ。
探し方②市区町村役場に相談
役所の障害福祉課の窓口で「就労移行支援に興味があって、知ってる事業所を教えて欲しい」とかいえば、教えてくれます。
パンフレットとかも、あればくれますよ。
ただ、障害福祉課は、たまにめっちゃ混んでたりしますw
探し方③専門機関に相談
専門機関というのは
- 就労支援センター
- ハローワーク
とかです。
就労支援センターって何?
就労支援センターっていうのは、行政が運営してる障害者の就職をサポートする機関です。
行政が運営してる施設には細かくいうとほかにも、就業・生活支援センターとか、いろいろあります。
ただ、地域によってあったりなかったり、名前がいろいろです。
近くにあるかは、市役所に問い合わせるか、ネット検索ですね。
ハローワークには専門援助部門がある
ハローワークには、障害者雇用で就職したい人の相談を受ける専門の窓口があります。
ここで相談してみましょう。
ハローワークの受付で「障害者雇用の相談をしたい」といえば、専門援助部門に案内してもらえます。
窓口で、
就労移行支援の選び方に困っている人
と相談して、アドバイスをもらうのもアリですね。
探し方④ツイッター
ツイッターで「就労移行支援」とかのワードで調べると、実際の利用者さんのツイートで情報を得られます。
どこの施設に通ってる人かは、わからないことが多いですけど。
また、ツイッターは匿名なんで、結構ドストレートにきつい言葉書いてあったりします。
情報や人の発言に影響受けやすい人は、ツイッターおすすめしません…
中には、頑張ってる人のツイートとかもあります。
ちなみに、施設によっては「今日、こんな訓練しました」みたいなことをSNSでつぶやくのを禁止しているところもあります。
体験の時とかも、お気を付けください。
就労移行支援の探し方【ポイント10選】
- いざ見学や体験に行っても、どこも支援員さんの感じもよくて、違いがわからず選べない
- 首都圏に住んでいて、そもそも見学や体験に行ける範囲の事業所を多すぎる!
- もっと絞り込みたい!
という人もいると思います。
こんな方のために、就労移行支援の選び方のポイント10個を紹介します。
ポイント①支援員さんとの相性
個人的に、これが一番大切かなと思います。
なぜかというと、つらいことがあっても、支えてくれる人がいれば乗り越えていける可能性があるから。
実際、就職して長く働いている人も、支援員さんといい関係気付けていることが多いです。
自分を信頼して支えてくれる人がいることって、すごく心強いことです。
就職活動は、いろいろとしんどいこともあります。
そうした困難を乗り越えて行くのに、信頼して相談ができる人の存在は重要。
支援員さんたちとの相性を考えて、「この人たちうまくやっていけそうか?」は考えておくべきポイントです。
その事業所の支援員さん全体を確認しよう
ちなみに、支援員さん1人に頼り切るとその人が、退職したり移動する可能性もあって危険。
就労移行支援には支援員さんが複数いると思いますが、その人たち全体の雰囲気も確認しましょう。
ポイント②通いやすさや立地
これも重要。
なんでかっていうと、立地はもう自分じゃどうしようもできないからw
「電車で通うのは無理」という人は、徒歩や自転車で通える範囲を探しましょう。
逆に、家から近すぎて、家を特定されそうで怖いとか、不安があればあえて電車で通う場所を選ぶのもアリ。
女性の方とか、特に怖いと思うんですよね。
あえて電車で通うのもアリ
ちなみに、あえて電車で就労移行支援に通うのもアリです。
理由は、電車通勤の練習になるから。
実際、あえて電車で通ってる人もいますよ。
面接で
「電車通勤ですけど大丈夫ですか?」
ってよく聞かれるんですよ。
この時
面接を受けてる人
とだけ答える人と
面接を受けてる人
って答えた人、どっちを採用しますか?
2番目の人ですよね。
「実際に電車通勤ができる」という実績になります。00
なので、あえて電車で通うのもアリですよ。
【LITALICOワークス】とかココルポートとか、いろんなところに事業所があります。
最寄りだけじゃなく、電車で通えるところも候補にすると、電車通勤の訓練ができます。
通える範囲で、無理しないようにしてくださいね。
ポイント③訓練内容をチェック
自分がやりたいと思う訓練があるか、チェックしましょう。
たとえば、コミュニケーションが苦手という人なら
- グループディスカッション
- SST(ソーシャルスキルとレーニング)
とか、コミュニケーションを訓練できるカリキュラムの有無を確認しましょう。
よくわからなければ、見学に行った時に
就労移行支援の選び方に困っている人
と聞いてみましょう。
自分に必要な訓練がわかってなくてもOK
働いた経験がない人とか、「そもそも自分に何が必要かもよく分からん!」みたいなことあると思います。
そりゃ当然って話なので、大丈夫です。
何が苦手で、どういう訓練に力を入れる必要があるのかを、これから見つければいいんです。
そのための就労移行支援です。
いま、自分の得意不得意や必要なスキルがわからなくても、大丈夫ですよ。
農業や運動系のカリキュラムの有無もチェック
就労移行支援によっては、農業や運動系のカリキュラムの時間があります。
立地とか、ビルの作りの問題とかで、やれないところはやれないです。
なので、もし「ちょっと体を動かす時間も欲しいな」と思う人は、チェックしておきましょう
ポイント④階段やトイレなどをチェック
これは身体の障害の方は、絶対にチェックするポイントですね。
- マヒがあってあまり足が上がらない人。
- 杖を突く人。
- 車いすの人。
必ず確認してください。
特にトイレ。
手すりやつかまれるところがあるか、よく確認してください。
男女共用だったりすることも
就労移行支援の中には、トイレ環境が微妙なケースもあります。
男女共用だったり、壁が薄くて音が聞こえやすかったり。
そういうのが気になる人は、トイレで選ぶのもアリ。
気にならない人もいると思いますが、結構気になる人はしんどいと思うので。
ポイント⑤他の利用者とうまくやれそう?
利用者層は施設によって、かなり違います。
同じ就労移行支援の会社でも、センター違えば全然雰囲気違ったりします
- 男女の比率
- 年齢層
- 若い人や年齢高めの人がいるか
休憩時間中に、利用者さん同士でかなり会話してるところもあれば、すごい静かなところもあります。
センターの外での付き合いがあるケースも
休日や通所後に、利用者さん同士で、遊びに行ったりしてる人もいたりします。
付き合ってる人とかも、いたりしますね。
この辺、施設によっては、
- 連絡先の交換禁止
- センターの外では話しかけない
とかルール決めしてるところも。
プライベートには、あまり口出ししないけど、訓練に影響出たら注意する、くらいのところもあったりいろいろですね。
人づきあいの面から、ここで訓練に集中できそうか、確認しましょう。
ポイント⑥他の利用者さんの訓練への取り組み方
人ってまわりの人に、影響を受けやすいです。
ここも施設によって全然違うところなので、確認しておきましょう。
グループディスカッションとかの訓練は、自分1人でやるものではありません。
上手な人がいると、それを見るだけでも訓練になります。
逆に、不真面目に取り組んでる人がいると、まわりもモチベーション下がっちゃったりするんですよね。
中には周りがどうでも、淡々と自分の課題に取り組める人もいます。
「ここの施設の雰囲気が自分に合うか?」は、あなたにしか分かりません。
見学や体験を通して、確認しましょう。
ポイント⑦あなたに合った支援を受けられるか
就労移行支援によっては、うつ病専門や発達障害専門など、特定の障害専門の施設もあります。
発達障害の人は、コミュニケーションなどに課題を抱えている人が多いです。
そのため、発達障害専門の施設では、コミュニケーションのカリキュラムが多かったりします。
障害に合った、訓練内容が組まれてるということですね。
atGPは、
- 発達障害
- うつ病
- 統合失調症
- 聴覚障害
- 難病専門
など、細かくコースが分かれています。
>>atGPジョブトレ公式サイトを見てみる
※無料の見学相談は「お問い合わせ・見学相談予約」から
ポイント⑧就職率
これは、先ほどあまり気にしなくていいといったとおり、参考程度でいいと思います。
「ないよりはあった方がいいかな」くらいの感覚で。
会社全体の就職率と、その施設の就職率は違う可能性がある、ということを頭に入れておきましょう。
「今年、この施設からは何人就職してますか?」とか、その施設の就職率を聞いてみるのもアリ。
せっかく見学に行って、その施設の支援員さんとお話するわけですしね。
ポイント⑨卒業生の主な就職先
自分がやりたい職種に就職している人がいるか、確認するためです。
先輩の卒業先で追加募集があった時に、チャンスが来るかもしれませんし。
事務職に就きたいなら、「事務職で就職した人って最近何人くらいですか?」とか聞いてみましょう。
ただ、仮に少なくてもあまり気にしなくていいです。
というのも、直近の卒業生がたまたま倉庫とかの軽作業で就職したい人たちだっただけかもしれないので。
大事なのは、自分に合った就職先に行くことです。
「先輩たちが同じ職種でいっぱい就職していたらラッキー」くらいに思っておきましょう。
ポイント⑩就職までの期間は?
これも施設によって、違いが出ます。
会社によっては、もし就職後に退職しても、また就労移行支援が使えるように1年残すために、1年以内の就職を目指す方針ところも。
そもそも早期離職をしないように、しっかり時間をかけて訓練するのが大事という方針のところもあります。
就労移行の再利用が気になる人は、こちらの記事で詳しくどうぞ。
就労移行によっては、半年以内に就職する短期コースがあったりします。
ただし、
- テストに合格した人
- 過去に1年以上継続して働いた職歴がある
など、条件つきになってますね。
この辺は、見学の時に確認しましょう。
あと、超重要な話なんですけど、訓練期間が長い人の方が、仕事が長続きします。
長く訓練するメリット
長く訓練した方が、以下のようなメリットがあります。
- その分効果がある
- 自信になりやすい
- 企業の評価が高い
たとえば、ビジネスマナーの授業を1回受けるより、5回受けた方がたくさんの知識を得られますよね。
「授業を1回受けたぞ」よりも「5回受けたぞ」の方が、自分も自信になります。
そして、企業も同じように考えます。
面接では説得力が必要
企業の人も、半年しか就労移行支援に行ってない人よりも、1年通ってる人の方がしっかり訓練を受けて、いろんな経験を積んでいると考えます。
次の2人、どちらが採用されると思いますか?
面接を受けてる人
面接を受けてる人
答えは、2番目の人。
半年よりも1年間無遅刻無欠席の方が、それだけ体調が整っていると判断できます。
特に、疾患によっては、冬などにかなりメンタル落ちて休みがちになる人もいます。
企業に選ばれるのは、できるだけ長く就労移行支援に通ってる人なんです。
就職までの期間ってどれくらい?
私の経験からだと、1年から1年半くらいで就職する人が多いです。
ただし、延長申請して3年目の最後ギリギリで就職した人や能力も高く半年で就職した人もいます。
利用期間については、こちらの記事で詳しく書いています。
就労移行の2年の期限以内に就職できるか心配な人は、見ておくと安心。
早く就職した人が偉いわけじゃないです。
大事なのは、自分に合ったペースで訓練して、就職することです。
焦らずに、自分に合った職場を見極めていきましょう。
まとめ:就労移行支援の探し方で迷うよりまずは行動
いろいろ書いてきましたが、結局のところ、実際に施設見ないと何も分かりません。
どんなに就労移行支援についての情報に詳しくなっても、就職できるわけじゃないです。
大事なのは、訓練に時間を使うことです。
もちろん、就労移行支援選びも大事です。
なので、悩むなら自分の中で、期限を決めておきましょう。
いつまでに、1つ見学を申し込むとか。
【LITALICOワークス】は全国いろんなところに施設があるので、近くにあるという人も多いと思います。
首都圏なら、パーソルチャレンジ・ミラトレとかココルポートあたりも近くにあるか探してみましょう。
就労移行支援は、定員が決まっているので、人気のところはどんどん人が入ります。
あなたがもたもたしてるうちに、ほかの誰かが先に見学体験を始めちゃいます。
あなたが使いたいと思った時には、待たされるかもです。
時間を有効に使っていきましょう。
- LITALICOワークス:全国展開している就労移行支援
- ミラトレ:精神の定着率ダントツで長く働ける就労移行支援
- アットジーピー【atGP】:障害者の転職サポート実績No1のエージェント
就労移行支援選びに迷っている人は、こちら。
[…] 【もう迷わない】元支援員がぶっちゃける就労移行支援の選び方10選 […]
[…] 【もう迷わない】元支援員がぶっちゃける就労移行支援の選び方10選 […]
[…] 【もう迷わない】元支援員がぶっちゃける就労移行支援の選び方10選 […]
[…] 【もう迷わない】元支援員がぶっちゃける就労移行支援の探し方10選 […]
[…] 【もう迷わない】元支援員がぶっちゃける就労移行支援の探し方10選 […]