就労移行支援がよくわからない人
自分も使えるの?
わかりやすく教えて欲しい!
この記事では、こうした疑問や悩みにこたえます。
この記事でわかること
- 就労移行支援とは何かわかる
- 就労移行支援が自分にも使えるかわかる
- 就労移行支援を使って働くまでの流れが分かる
就労移行支援とは、障害がある人の就職をサポートするサービスです。
私は就労移行支援に支援員として3年勤務していました。
支援はもちろん、電話での問い合わせや見学の対応も担当。
子どもから大人まで、いろんな障害の方に就労移行支援とは何かを説明してきた経験があります。
当時よく聞かれた質問なども含めて、就労移行支援とは何かをわかりやすく解説していきます。
おすすめの就労移行支援を知りたい人はこちらの記事をどうぞ!
もくじ
就労移行支援とは【障害者の就職を支援】
就労移行支援とは、障害のある人の就職を支援する施設のことです。
運営しているのは民間の会社です。
リタリコやミラトレのように、大きな会社もあれば、個人経営の小さな会社のこともあります。
利用者さんの人数や日数によって、市区町村から就労移行支援に報酬が支払われていて、そのお金で運営しています。
就労移行支援の対象者
就労移行支援が使えるのは
- 18~64歳で
- 就職したいと思っている
- 障害者の人
です。
ちなみに、病院にも行ってないし、診断もついてない人でもこれから病院に行って診断もらえば大丈夫です。
支援員K
就労移行支援の利用料金【ほとんどの人が0円】
就労移行の利用料金は以下のとおり。
- 生活保護をもらってる→0円
- 前年の年収約300万円以下→0円
- 前年の年収約600万円以下→月額最大9300円
- 前年の年収約600万円以上→月額最大3万7200円
通ってる人の、9割以上ほとんどの人が0円です。
注意点は、結婚している人の場合。
収入の額は、配偶者との金額の合計になります。
結婚している人の場合、奥さんや旦那さんが600万円以上稼いでいた場合、利用料が発生します。
就労移行支援の利用期間は最長2年
就労移行支援の利用期間は、最大で2年間。
就労移行支援は、1年から1年半くらい通って就職する人が多いです。
ちなみに、2年使い切っても自治体によって延長申請ができることも。
また、1年使って卒業したけど、すぐ退職しちゃって残りの1年をもう1回使うってこともできます。
就労移行支援のサービス内容
就労移行支援がよくわからない人
就労移行支援で受けられるサービスは、施設によって違いますが、よくある例は以下のとおり。
- 就職活動のサポート:求人検索のサポート、面接練習、面接同行
- 面談:個別に困りごとの相談
- 職場で必要なスキルの訓練:パソコンスキル、ビジネスマナー
- 専門スキルの訓練:プログラミング、デザインなど
- コミュニケーションの訓練:グループディスカッション、SST
- 職場定着支援:就職後の定期的な面談
ぶっちゃけ、大体どこでもサービスは同じですw
就労移行はリタリコが最大手。
大体どこも、リタリコのマネしてますw
ただ、同じ訓練でもやってくれる人が違えば、当然いうことも違ったりします。
大手だと安心感あるし、小さなところは逆に手厚い支援が受けられたり、それぞれメリットデメリットがあります。
実際に見学に行ってみて、自分が一番居心地がいいところだと、訓練もしやすいですよ。
見学については、最後で詳しく書いています。
就労継続支援A型やB型とは違う
障害のある人の就職を支援するサービスは、2つあります。
- 就労移行支援
- 就労継続支援
A型とかB型とか作業所といった場合、就労継続支援の方です。
就労移行支援とは違うサービスです。
就労移行支援と就労継続支援の違い
ざっくりいうと、就労移行支援は就職のための訓練の場所で、就労継続支援は働く場所って感じです。
就労移行支援は、企業への就職を支援します。
就労継続支援は、働かせてもらえるサービスです。
就労継続支援は工賃(賃金、給料)がもらえる
就労継続支援では、仕事をするので工賃(賃金、給料)がもらえます。
就労移行支援がよくわからない人
支援員K
もらえる給料の額がは、就労移行支援に通って企業に就職したほうが倍近く違います。
また、企業に就職するほうが仕事の内容も、自分に合った仕事を選べます。
就労継続支援A型B型について詳しく知りたい人は、こちらをどうぞ。
就労定着支援は就職後のサポート
就労移行に就労継続に、さらに就労定着という支援もあります。
これは私も支援員時代に混乱しましたw
就労定着というのは、就労移行の中の支援の1つって感じです。
就労定着支援の主なサポートは以下のとおり。
- 就職後の定期的な面談
- 就職後の支援員による職場訪問
- 企業側の困りごと対応
障害者雇用だと、結構働く人も企業側もお互いに直接はいいづらいこともあったります。
そういう時に、間に入って調整する役割をするのが就労定着支援です。
通常、就労移行支援に通っていたら、就職後に同じ施設がやってくれます。
就労移行支援利用の流れ
就労移行支援のサービスを受けて就職するまでの流れは、以下のとおり。
- 見学
- 体験利用
- 障害福祉サービス受給者証手続き
- 契約
- 訓練
- 就職
- 職場定着支援
住んでいる自治体によって手続き方法は違います。
まずは見学してみて、通ってみたいか検討してみましょう。
体験もしてみて「通いたい」となったら、その時に支援員さんが手続きの方法も教えてくれます。
就労移行の選び方【見学すべし】
就労移行支援がよくわからない人
でもどこがいいの?
選び方がよく分からない…
就労移行支援の選び方のポイントは1つ。
「ここに通いたい」と思う気持ちがあるかで判断しましょう。
「ここに通いたい」の理由はなんでもいいです。
- 支援員さんがみんな優しかったから
- 通っている人たちが静かそうだったから
- トイレがきれいだったから
何が大切かは人それぞれです。
あなたが大切にしているもの、それが一番叶う快適な場所を選んでOK。
見学で自分との相性を確かめよう
自分が「ここに通いたい」と思える場所を探すには、見学しましょう。
自分の家から通える範囲にある就労移行を気になったところから、見学に行きましょう。
情報を集めまくっても意味はない
ネットやチラシの情報を探しまくっても、分かるのは「情報との相性」です。
そこに書いてある「情報」と自分が合うかがわかるだけです。
実際に就労移行支援を使うとなったら、どこかの事業所に通うことになります。
知るべきは、その事業所との相性です。
その相性を知るには、見学に行って体験するしかありません。
就労移行支援とは何かを知るには見学がおすすめ
就労移行支援とは、障害がある方の就職を支援するサービスです。
しかし、A型やB型と何が違うのか、訓練内容は何なのかよくわからないこともあると思います。
見学に行けば、手っ取り早く就労移行支援とは何かわかります。
「百聞は一見にしかず」ですね。
見学すれば、その施設との相性も分かりますよ。
リタリコは、業界最大手でセンターが全国各地にあります。
首都圏ならパーソルチャレンジ・ミラトレとかココルポートあたりが、通える範囲にあるか探してみましょう。
「見学って何聞かれるんだろう?」「服装とかどうすればいいの?」など、不安な人は、こちらの記事をどうぞ。
安心して見学に行けます。
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